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未加硫ゴムと加硫ゴム №1

 キーワード:未加硫ゴム,加硫ゴム,原料ゴム(ポリマー),カーボンブラック,
 NBR,EPDM,FKM,VMQ,合成ゴム,

 

技術部の松井です。
先日、展覧会に参加したときのことです。
自社のブースで製品や製品ができるまでについての説明をしているとき・・・
『製品になる前のサンプルは置いてないの?』という質問をされました。


なるほど!!
ゴム会社で働いているから、原料ゴムは当たり前のように思っていましたが、製品になる前の段階というのはあまり知られていなく、興味を持つ人がいるのだなと感じました。
なので、いつもは成形して出来上がったものを写真で撮っていますが、今回は製品になる前を紹介しようと思います。


 

1.原料ゴム(ポリマー)
弊社の原料ゴムNBR・EPDM・FKM・VMQなど合成ゴムを扱っています。
補強するためのカーボンブラックや加硫させる薬品・その他の薬品を入れる前のゴム材料です。
(ゴム製品で私が入社する前に一番に思いつくものが自動車のタイヤ=黒色でした。
黒色はカーボンブラックの色だったのですね。) 

gennzairyougomu.JPG

 

2.未加硫ゴム
原料ゴムカーボンブラックや薬品を練り込んだものです。弊社ではオープンロールを使って練り、シート状に分出ししています。
それぞれのゴム屋さんで薬品の種類や量が違います(配合)。
なのでゴム業界で配合は極秘情報です。

mikaryuugomu.JPG白や透明の原料ゴムに顔料を入れればカラーゴムができます。
物性は多少違いますが・・・大きな特徴が変わることはありません。

 

 

3.加硫ゴム
ロールで分出し後、生地を裁断し、加硫をして製品や試験片をつくります。 

karyuu.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ※ 加硫の『硫』は『硫黄』のこと。最近では硫黄以外のものでも加硫される合成ゴムが多いので、架橋や橋かけともいわれている。
 弊社の会話ではすべて加硫で通っていますね。
※ 架橋=橋かけ:線状重合体の分子相互間を化学的に結合させて網状構造をつくること。

弊社で使用している原料ゴムの一部を紹介しました。
次回は加硫したゴムとしていないゴムの簡単な違いを調べてみました。
ではまた。